なぜ外壁塗装の価格はこんなにも違うのか?

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長寿命塗装技術研究会の栗山です。

茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。

そろそろ外壁の塗装を、と本気で考えているお客様だからこそ、気になる外壁塗装の価格について知って欲しいと思います。

 

近年の価格競争を反映してなのでしょうか?

塗装業界も価格競争が始まっています。

大手チェーン店などが行っている競争を聞いていると

・使用しているプラスチックを数%減らした

・動作効率をよくすることで時短を図った

など、正に企業努力といえる素晴らしいものがあります。

しかし残念なことに今、塗装業界で起きている「価格破壊」=「安売競争」は上記とは異なる競争です。

今回は塗装の価格について書いてみます。

外壁塗装工事の内訳

価格競争について書く前に、まずは外壁塗装工事の金額の内訳を大きく分類します。

すると
・材料費
・人件費
・経費
・利益

の4つになります。

これは多くの業界でも同じだと思います。

この4つの分類から「単価設定」と「価格設定」をしてお客様に工事をご提案することが一般的です。

この4つの内訳について個別に見ていきます

材料費:販売店から購入する場合、どこで購入されても大した金額差は発生しません。

人件費:仕事の進め方が早いか遅いかで多少の人件費の差は発生します。ですが同じ建物を職人が塗装する場合、ビックリするような差は発生しないのが普通です。

経費・利益:実はこの部分において、各社で大きな差が発生します。経費ですが、事務所の家賃や社員の保険料などがあります。私の事務所でいうとこの二つだけでも相当な金額です。この経費によって、個人事業主と比較すると当社が割高に感じられる点もあります。これは当社の問題でもあります。

外壁塗装業界の価格競争

一般的に企業努力による価格は、原価を下げたり、利益を削ったり、経費を抑えたりすることで競争が生まれます。

ところが近年の外壁塗装業界で起きている競争は大きく違います。

それは

・使用する塗料(材料)の量を削る
・人件費を削る(手抜き工事)

などいわゆる悪徳業者が大手を振って価格競争を生んでいるのです。

これらの業者は当然のように利益と経費はそのままですから、急成長している場合もあります。

悲しいことですが、このような業者は決して少なくないのが現状です。

外壁塗装業界の価格の形態

本気でお住まいの塗り替えを考えているお客様が、このような悪徳業者の被害に合わない為にも、一般的な塗装工事を受注~施工する業者の形態を説明します。

塗装専門の訪問販売業者

立派な事務所を借り複数の事務職の社員が居る場合で材料代が同程度とします。
この場合、削る部分は1つです。

それは外注工賃です。

訪問販売業者の場合、工事の原価が50%あれば優良店と言われています。悪徳と言われるところの原価は30%です。これでは絶対に良い工事は出来ません。

実は私も若いころ、外注を受けていた経験があります。若かったので何とかなりましたが、それでも辛く大変でした。

ハウスメーカー

ハウスメーカーに依頼する場合、工事の原価から考えると提示される金額は少々高めというのは否めません。

ですが「この家を建てた会社で塗装もお願いしたい」というハウスメーカーのファンの方ですから、それで良いのではないでしょうか。

工務店や小規模リフォーム工事店

こちらも訪問販売業者と同様、工事は外注の職人になります。
営業担当の方がどんなに熱心で誠意があったとしても、施工は異なる人となる点を忘れてはいけません。

地元の塗装業者

価格に関しては業者によって高い安いの差はあります。が、外注業者を使わない分、塗装工事には金額全てが反映される事は間違いありません。

しかし注意点があります。
第三者から管理がないという点を見ると、塗装技術がさほどない、低レベルな業者が存在するのも現状です。

インターネットによるポータルサイトの業者

基本的には地元の塗装業者をメインにしています。また加盟にあたって書類審査をしている場合もありますので、ある程度の業者は集まっています。

ただ、価格という点ではこのポータルサイトの業者間が一番激しいと言わざるを得ません。

塗装価格から知って欲しい悪徳業者

塗装業界も限界ギリギリの金額の優良業者もいれば オリジナル商品を武器にする業者もいます。

それと知っておいて欲しいのが、稀にいる地元の悪徳塗装業者です。

この悪徳業者には2種類あります。

1つは、十分な知識も技術も無く本人に悪気は無い場合です。結果、工事が粗悪になって悪徳業者に分類されてしまう業者です。とはいえ本気で塗装を考えているお客様には大変な損害であることは間違いありません。

もう1つは、最初から確信を持って材料を削り工程を減らして利益だけを追求する本当の悪徳業者です。

こう言ってしまうとどこの業者を信用したら良いのか分からなくなってしまうかもしれません。

こう言っている当社も世間から見たら悪質な塗装業者と思われているかもしれません。

本気で外壁塗装を考えているお客様へ

今の時代 殆んどのお客様が安かろう悪かろうの工事は望んでいないと思います。
私が本気で塗装を考えているお客様にお伝えしたいのは、工事や商品には全て適正価格があると言う事です。

中古車を例に考えてみてください。

世間相場より安い中古車は多走行であったり事故歴があったりと何かしら理由があるものです。

塗装工事も同じです。

当然 良心的な金額提示 誠実で確実な工事をしている優良業者は沢山います。

ただ一つ付け加えると、どんなに良心的な金額提示をして誠意を持って工事をしても確実な工事が出来なければ、確実な工事とは何かを知らなければ、結果その工事は粗悪な工事となってその工事をした業者は悪徳業者となってしまいます。確実な工事とは難しいものです。
しかし残念な事に先ほどのような2種類の悪徳業者が相当数、存在するのも現実なのです。

お住まいの塗り替えは決して安い買い物ではありません。
失敗の無い様に良くお考えになって業者の選択をされることを願ってやみません。

 

長寿命塗装技術研究会 栗山勇次

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