見積書で注意するべき点、一式について

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長寿命塗装技術研究会の栗山です。

茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。

塗り替えを検討されて、業者に依頼すると見積書を出してくれますよね。

この見積書は私たち塗装業者がお客様に対して、一番、自社でのメリットをアピール出来るポイントでもあります。

今回は、見積書をいただいた時の注意点、特に気を付けて欲しい事をお話しします。

これは外壁塗装に限らず、リフォーム全般に言えますので、頭の中に入れておいていただけたらと思います。

ワークアートの見積書

まずは当社の見積書についてお話しします。

当社の場合、実測に基づいた数量に、全て単価を掛けて言って見積金額を計上していきます。

具体的に言うと

・足場
・養生
・高圧洗浄
・飛散防止シート
・シーリング
・下塗り
・中塗り、上塗り

等、細かく書くと他にもたくさんありますが、作業別に計上しています。

この時にどんな塗料を使うかで、見積りも大幅に違ってきますので、使用予定の塗料についても、しっかりと明記しておきます。

またシーリング工事等、その他の工事が必要となる場合も、その旨をしっかりと記載しています。

もちろん、塗装工事が初めてのお客様でしたら、これらの言葉を一語一語わかりやすく説明して、ご納得いただいています。

 

見積書の一式の記載

原則として当社では、上記のように詳細を記載して見積書を作成しますので「一式」という記載は、あまり使用することはありません。

なぜならば一式ほど分かりにくい言葉はないと考えるからです。

そもそも一式とは何なのでしょうか?

一切やザックリというような意味を指すのでしょうか?

考え方としては、野菜等で使う「一山いくら」なのでしょうか?

私たちも他業種の方から見積りを取ることがありますが、よく一式という言葉が使われている事があります。

しかし一式の根拠が全くわかりません。

当社が一式という表現を使う時は、ごく稀です。

あくまで細かい作業で、金額が出しにくい時に使う表現だと思っています。

金額にすると30,000円未満の時です。

例えば、ほんの少しの作業でも移動時間や乾燥時間の都合で現場にいなくてはならない、そんな時に一式を使うぐらいです。

また、塗装面積を全て図って、詳細の見積金額を出した上で、この工事一式いくらでどうですか、と言う事はあります。

坪単価の場合も同様で、詳細なお見積を提示したうえで、金額を下げる理由(条件)として、一式いくらでどうでしょうか、というお話しをする場合もあります。

 

注意したい一式の記載

ここでは、見積書で注意してほしい一式の表現についてお話ししたいと思います。

これは外壁塗装だけに限ったことではありません。家のリフォームなどでも同様だと思います。

業者の中には「一式 150,000円」や「一式 200,000円」といった表現の見積書を見せるところもあります。

この時の一式は、材料代+人件費+利益から算出していると思われます。

個人的にはこのような見積書では、あまり良い印象を持たれないのではないか、と思います。なぜなら、実際に計測した数字もわからず、単価の記載もないからです。

最近はあまり見かけなくなりましたが「外壁塗装 一式 1,500,000円」などという見積書は論外です。

いったい何をどうやって計上したら、この金額なのか明細がなければ判断ができません。

このような一式の見積書の場合は、注意することが必要です。

 

見積書の一式について:まとめ

詳しい説明書等があっての、一式でしたらお客さまも、意味を理解されると思います。

しかし、詳しい内容を省略するための、業者の自分本位の一式はあまりよいものではありません。

見積書に一式、一式と書かれている時は詳しく説明をしてもらうことが必要です。

またその際は、できれば口頭でなく紙面でいただくことが大切です。

目視や感覚だけで出された一式の見積りが、安いと思って依頼をしてみたら、実際の工事は想像と違うないようだった、という話もあります。

見積書の内容はよく確認して、特に一式には注意してください。

 

長寿命塗装技術研究会 栗山勇次

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