
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
数回にわたって、失敗しない塗装工事のために、として注意点を書いています。
過去の記事はこちら
今回は確実な塗装工事をしてもらうための方法について書きます。
信用できる業者を選ぶ
最近、住宅雑誌や新聞などで
・「欠陥リフォームの見つけた方」
・「リフォーム業者の選び方」
などのアドバイスを良く見ます。
それだけ業者選びが大切で、多くの人が気になる点なのだと思います。
しかし、結論を見ると「信用のできる業者を選ぶことがベスト」と書いてある事が多いのが現実です。
もちろん正しい答えです。
でもそれは恐らく誰もがわかっています。
でも実際にはどこの業者が信用できるのかが分からないから、困っているのです。
だから本や雑誌などを読んでいるのです。
ではどうやって信頼できる業者を選べばいいのでしょうか?
確実な外壁塗装工事のための魔法の言葉
実は、どんなでも、しっかりと確実に塗装工事をしてもらえる魔法の言葉があります。
この言葉を言えば、確実な塗装工事をしますのでしっかりと覚えて欲しいです。
魔法の言葉をお伝えする前に、塗装工事について少し説明します。
外壁塗装工事の工程の基本は
「足場を架ける」
↓
「高圧洗浄」
↓
「下地補修」
↓
「養生」
↓
「下塗り」
↓
「中塗り」
↓
「上塗り」
となっています。
通常、中塗りと上塗りは同じものを使います
この工程で
「足場を架ける」
↓
「高圧洗浄」
↓
「下地補修」
↓
「養生」
は元々手抜きが出来ない工程です。
但し、丁寧さではかなり差がつきますので注意してください。
また高圧洗浄は耐久性に大きな影響がありますので、水かけで終わらないようにチェックする必要がありのですが、一般の方では判断が難しい部分でもあります。
ところが
「下塗り」
↓
「中塗り」
↓
「上塗り」
これらの工程で手抜きをする業者がいるのです。
これは「意図的にする者」と「見落とした結果」として、雑な工事になってしまう者の、二通りのパターンがあります。
この工程で手抜きをしない、されないために魔法の言葉を使います。
手抜きのない塗装のための魔法の言葉
どんな業者でも、手抜きをせず確実な塗装工事になるための魔法の言葉は2つあります。
それは
「色替え工法にして」
「 1日1工程にして」
この2つです。
これで、確実な工事になります。
詳しく説明します。
先ほど説明した、塗装の工程において、一般的には、「中塗り」と「上塗り」は同じ色を使いますが、これの色を変えるのです。
これを色替え工法といいます。
色を変えるだけで、どうして手抜き工事が防げるのかを説明します。
手抜きをしたいと考える悪質な業者は、1回だけ塗って「2回塗りました」と普通に報告します。しかし色を変えると誰の目にもはっきりとわかります。
そこで2回目を塗らざるを得なくなります。
そして1日1工程です。
これは悪質な業者だけでなく、実は普通の職人にも有効です。
どんなに熟練した職人でも人の子です。完璧ではありません。
塗装の色が同じ色だと休憩後に工事を始める際に、どこまで塗ったか分かり難いのです。
すると結果として塗りムラになることもあります。
しかしここで色を変えているとどこまで塗ったかが一目で分かるので確実な工事になります。
確実な外壁塗装工事のために:まとめ
確実な外壁塗装工事をしてもらうための方法、おわかりいただけましたでしょうか?
・信頼できる業者を選ぶ
・魔法の言葉2つを使う
更に、確実にするためには、工程ごとの写真を撮ってもらうことも有効です。
ぜひ覚えて役立ててください。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次
参考)失敗しない外壁塗装工事シリーズ
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