
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回から、外壁塗装や住宅のメンテナンスについて、お客様からいただいた疑問などを何回かにわけてお答えしています。
メンテナンスの時期や方法
質問)「メンテナンスはいつごろから何をすればよいのでしょうか?」
築何年ぐらいから、どのようなことをメンテナンスとして行っていけば良いのでしょうか?
塗装をした方がいいのでしょうか?
元々サイディングで張り付けいるだけですが、表面が劣化してくるのでしょうか?
張り合わせの目地が傷んでくるのでしょうか?
回答)「目地に劣化が見られたら、検討し始めて下さい。」
外壁素材としてサイディングは、近年良く使われていますので、見かけたこともあると思います。
サイディングボードともいわれる、板状のものを建物の骨格に合わせて貼り付けていく外壁です。
貼り付けたサイディングボードはシーリング材でつないでいます。
このシーリング材でつないだ部分、いわゆる目地のところに劣化が見られたら、メンテナンスを検討した方がよい、といえるでしょう。
この目地の部分の劣化、つまりヒビなどが入るのは、早ければ7年~8年ぐらいで出てきます。
最長でも15年ぐらいでしょうか?
この目地に劣化が見られるようになったら、メンテナンスを意識することをお勧めします。
外壁のサイディング部分については、最近は特に商品自体がよくなっていますので、ここが傷むということはあまり見受けられません。
しかし、目地の部分はどうしても傷みが早いので、この部分を目安にしてください。
もちろん美観も大切ですので、全体的に汚れてきたなあと感じる時に、外壁塗装を検討しても良いと思います。
メンテナンスはお早目に
メンテナンスの時期について、私自身がよく例に使っているのですが、虫歯です。
どういうことかというと、虫歯ができて酷くなってから歯医者に掛け込むのか、虫歯ができる前に歯医者に行き、虫歯になることを防ぐのか、ということです。
外壁も同様のことが言えます。
1、2箇所、目地の部分に亀裂が見られた段階で、
・まだ早いから大丈夫!と思うのか、
・今の内にメンテナンスをしよう!
と考えるかの違いですね。
虫歯と同様で、早い内に次の手段を取る事で大事にならないといえます。
但し、外壁の状態との兼ね合いもありますので、早目、早目の対策をすることで、生涯掛かる費用が安くなるか、というと一概にそうだ、とはいえません。
その点については、現状を拝見し状況を把握して、今対策をする方がいいのか、先の方がいいのか、お伝えすることになります。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次