
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は、住宅メンテナンスは誰に依頼すればいいのか教えてくださいという質問がありましたので、住宅メンテナンスについて、いただいた質問にお答えしています。
点検とメンテナンス
質問)「住宅のメンテナンスの際には、どういった方が来るのでしょうか?」
工務店で自社に大工さんがいない会社で、家の新築を依頼する予定です。
その際に、建築後、1年後と2年後にメンテナンスに来て下さるとのことですが、これはどなたがメンテナンスに来るのでしょうか?
新築時の大工さんはメンテナンスには来ないとなると、将来、壁やドアを増設したいと思う時には別の工務店や個人の親方などに依頼してもいいのでしょうか?
回答)「将来、リフォームの際に別の工務店や親方等に依頼しても構いません。」
恐らく、初めて家を建てるということで、いろいろな疑問が生まれてきているのだと思います。
まず、整理すると点検とメンテナンスは意味合いが異なります。
点検というのは恐らく10年後などに行われる点検のことを言われているのだと思います。
だとするのでしたら、点検は多くの場合、会社の社長が行います。
メンテナンスについては会社の職人が行います。ただこの職人というのが、会社の社員なのか、外注業者なのか、という違いがあります。
質問者の方は、この時に社員ではない、ということを気にされているようですね。
ですが、実際には当社も含めて、工事を行う際の職人が全て社員として抱えていることは、まずありません。
つまり、メンテナンスを行う人が社員なのか、外注業者なのか、については気にすることはないのです。
どうしても気になるという事でしたら、地元の大工さんに依頼することをお勧めします。とはいえ、大工さんが壁のクロスを貼るわけではありませんし、電気工事をすることもありません。
ですのでメンテナンスの際には、必ず第3者の人物が入ってくる事になります。
誰がやるかということを気にされるよりも、むしろ、気にして欲しいのは「どこが責任を持つのか」という点です。
実は家を建てる際には、驚くほどの多くの人が関わっているのです。
ハウスメーカーのメンテナンス
そういった意味では、ハウスメーカーで家を建てた場合、価格が高くなりますが、それだけの点検とメンテナンスがしっかりしているとはいえます。
責任の所在がハッキリしているからですね。
リフォームの際に家を建てたハウスメーカーや工務店とは異なるところで、依頼をすることは特に問題はありません。
ただ、気をつけて欲しい事があります。
ハウスメーカーで建てた場合、場合によっては他の工務店や大工さんが手をつけることが難しいケースがあります。
これは構造的にわからないようにしていたり、部品が購入できない、ということがあるからです。
ですので、一概に誰でもリフォームが出来る、とは言えないのが現状です。
ちなみにハウスメーカーであっても、自社に大工さんがいるということはありませんので参考にしてください。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次