
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は太陽光パネルを乗せる前に知っておいてほしいことについて、お話しします。
太陽光パネルと塗装の劣化
質問)
太陽光パネルが既についている家、というのもあると思いますが、そういった家での外壁塗装の注意点などありましたら教えてください。
回答)
太陽光パネルを取り付けていると、当然その下の屋根の部分は雨に濡れません。
また外壁塗装をしたあとの、最大の劣化は「紫外線」になります。
しかし、太陽光パネルを取りつけていると、その下の部分には紫外線も当たらない状態です。
つまり塗料の劣化という点について、一般的な屋根と比較すると、あまり進まない、といえます。
太陽光パネルを取りつける前
どちらかというと、太陽光パネルを取り付ける前の段階で、その前に一度屋根を塗っておきましょう、という提案があると思います。
例えば、当社でもお付き合いをしているハウスメーカーさんの場合、家全体を見て工事などの提案をしています。
その場合は、太陽光パネルを取り付けるまえに、一度屋根の補修をしておいた方がいいですよ、というお話しになるわけです。
ところが、気を付けて欲しい事があります。
それは、仮に太陽光パネルの専門業者さんが営業に来た場合、中途半端に塗装の提案をすると、金額だけが大幅に高くなってしまいます。
金額が高額になると太陽光パネルの取りつけの契約は、取りにくくなってしまいます。
すると、塗装のことは無視しよう、という考えになり、太陽光パネルの取り付けのみに特化しようとすることがあります。
そういった売り方をする人もいるので危惧しなければいけないかもしれません。
太陽光パネルと塗装
先に太陽光パネルを取りつけてしまった場合、その太陽光パネルを剥がして塗装をしようという考えはまず、ありません。
つまり、太陽光パネルを取りつけた場合、その後の屋根の塗装は一般的にはしない、ということです。
100%問題がない、というわけではありませんが、あまり劣化はしていかないのも事実です。
ですので、太陽光パネルを取りつけた段階で、例えば苔などがなければ、そこまで気にする必要はないと考えています。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次