
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回はコケの付きやすい外壁とつきにくい外壁についてお話しします。
外壁のコケの落とし方
質問)
外壁についたコケは洗う事で落ちるものなのでしょうか?
回答)
ある程度のコケでしたら洗うことで落とすことはできます。
外壁の塗装前に、必ず洗浄作業があるのでその時点で落とします。
またあまりにひどいコケの場合は洗浄し、さらに洗剤を使って対応します。コケの菌から殺す、というようなイメージですね。
但し、洗剤をつかってしまうと金額が高くなってしまうので、原則としては機械をつかって洗浄し、コケを落とすようにしています。
コケの付きやすい外壁、そうでない外壁
質問)
我が家は建て売りで購入したのですが、同じ時期に建てられた建物でも、外壁のコケの付き方が違うように感じるのですが
回答)
そうなのです。
そういった現象は実際にいくつもあります。
例えば団地等で、同じ時期に同じ会社がいくつも施工した建物にもかかわらず、ある建物だけコケが生えたというケースがあるのです。
それが前回もお話しした「コケが生える真の理由がわからない」につながります。
微妙な配管位置で違ってくるのではとも言われています。
その場合は、大変申し訳ないのですが「運が悪かった」としか言わざるを得ません。
ただ1つ言えることは、塗装をしても確実にコケが生えやすいということは間違いありません。残念ですが・・・。
外壁のコケが生える方角
質問)
外壁のコケはやはり北側が生えやすいのでしょうか?
回答)
そうですね、外壁のコケが生えやすいのは北側や西側と言えます。
はからずともそちら側には、配管が通っていたり、浴室があったりと湿気が多い状況が多いので、余計にコケが生えやすいのかもしれません。
質問)
ではこの外壁のコケというのは、どちらかというと美観の問題と捉えてよいのでしょうか?
回答)
そうですね、外壁のコケについてはどちらかというと美観の問題といえます。
とはいえ美観も大切な部分であるのは間違いありません。
質問)
外壁のコケに関しては美観で気にするかどうか、という判断ですね?
回答)
そうですね、外壁のコケやカビに関しては美観と捉えて構いません。
但し、あくまでもそれは外壁のコケです。
屋根のコケに関しては少々異なりますが、外壁についている青ゴケに関しては、機能よりは美観の問題です。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次