
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は、外壁塗装時の訪問販売の営業トークについて、信じていいのか、悪いのかについて質問を交えながら具体的にお話しします。
外壁ひび割れトーク
質問)
外壁のひび割れトークについては、そもそも信じても良いのでしょうか?
回答)
まず、最初に知っておいてほしい事は「ひび割れ=即雨漏り」ではないということです。
もちろん、ひび割れを見つけた時に修理しておくことで間違いはありません。一般的にはそこまで深刻に受け止める必要はないのではないか、と思います。
但し、例外があります。
ALCといって旭化成さんがよく使っている外壁があります。
50cmぐらいのちょっと特徴がある外壁なのですが、これを使用している場合、ほんのちょっとしたひび割れでも、中に水が入ってくる可能性があります。
このALCを使用している場合は注意が必要です。
ただこの場合も施工した会社さんから、外壁のひび割れに対しての説明は受けていると思います。
ですので、一般的なモルタルという外壁に関しては、ひび割れしたからすぐ雨漏りというわけではありませんし、外壁塗装を特に急ぐというほどではありません。
地域キャンペーントーク
質問)
地域キャンペーンに関しては、実際に経験した事があります。
さすがに100万円の値引きではありませんでしたが・・・
どうなのでしょうか?
回答)
これは高額の商品、つまり高品質の商品を販売する際に、このような地域キャンペーンとして販売しています。
実際に私も下請け時代に、このようなトークで営業マンが販売し契約しているのを経験してきました。
質問)
値引き金額がここまで高額でなければ、少しは信じてもいいのでしょうか?
回答)
最初に、地域キャンペーンとして案内すること自体が、値引きを前提としている業者だということです。
しっかりとした見積りをした上に、値引きというのは、正直にいうと10万円~20万円ぐらいまでが限界です。これは本音のお話しですね。
もっというと、当社では20万円の値引きをするには10万円を、元々の金額に乗せておかないと出来ません。
そういったことも考えてもらえれば、と思います。
電話による勧誘販売トーク
電話による勧誘販売トークには2つのパターンがあります。
・無差別に掛けるパターン
・顧客リストで掛けるパターン
いずれの時もそうですが、曖昧な態度を取る事で、顧客リストに追加されてしまいますので、しっかりとした返事をする事が必要です。
ここからは個人的な意見ですが・・・
電話による勧誘は、それほど悪い事ではないと思っています。
もちろん、しつこい営業ではないというのが前提です。
例えば、電話をかけて「外壁塗装の業者ですが、お宅はいかがですか?」と尋ねます。
その電話に対して外壁塗装が必要なのか、不要なのかの確認であれば、いいのかな、と考えています。
仮に営業マンを雇って1軒1軒を訪問するよりは、効率がいいのかなとは思っています。
と、個人的には考えていますので100%悪いわけではない、と思っていますが、残念なことに、多くの業者は悪い方にいっているので、注意する必要があります。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次