
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は、業者を決定した後にやって欲しい事をお話しします。
業者を決定したら、あとは塗装をやってもらうだけ・・・ではありませんよ。
塗装契約後にやること5つ
外壁塗装の業者を決定して契約をしたら、必ずやることがあります。
良い業者さんであれば、何もしなくても必ずやっていただけますが、そうでない業者が多くいるのもこの業界です。
次の5点について、契約後に必ず確認してください。
1、契約書の作成
見積り時に金額が出しているから、契約書は不要と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、契約書は必ず必要です。
見積書はあくまで、見積書であって契約書と同様の効力があるわけではありません。
また悪質な業者の中には、安価な料金で工事を請け負い、塗装工事を開始後に「あの部分もやっておいた方がいい」「あそこが壊れていたから修理した」などと言い、後日請求してくる事もあります。
契約書を作成し、これ以上追加料金はかからないかを確認し、追加料金が掛かる場合は、どのようなケースなのかを書面に残すことが大切です。
2、工期の調整
外壁と屋根の塗り替えをするのにあたり、どのくらいの期間が掛かるのか、いつから開始するのか、決める必要があります。
外壁塗装の工事が始まると、足場をかけるため部屋の中は暗くなり、窓が開けられません。
したがって一般的な生活と比較すると、居心地がよいとはいえません。
そこでつい工期が短いことが良い、と感じてしまいがちですが、これも注意が必要です。
なぜならば塗料の効果を十分に発揮させるためには、しっかり乾かしてから次の塗料をぬる事が重要だからです。
この乾かす時間を勝手に短縮すると、塗料の耐久性が悪くなり、剥がれやすくなってしまうからです。
また雨天の際には、塗装工事はできません。これも塗料に水分が含まれると耐久性が悪くなります。
こういった点にも注意してください。
3、支払い方法の確認
支払いの時期がいつになるのか、手付金が必要なのかを確認することも大切です。
特に支払いが、全額前金となる場合や、工事完了前に半分以上も支払うような場合は注意が必要です。
支払い後、塗装工事をせずに、または工事の途中で終了してしまう業者がいるのも事実なのです。
前金なら安くするから、などという言葉に惑わされてはいけません。
当社では基本は工事完了後です。
但し稀に、工事完了後に支払ってくれなさそうなお客様に限っては、一部を前金でいただくこともあります。
4、色の決定
外壁や屋根の色を決める際に、カラーシュミレーションを見ることも多いかと思います。
当社では最初のイメージの選定としてカラーシュミレーションを用いることはありますが、それ以降は使いません。
なぜなら、カラーシュミレーションで見る色は、見本が小さく、その周囲が白色で囲まれている事が多いため、実際に外壁に塗った時より色が濃く見えるからです。
お客様からすると、実際に仕上がった外壁をみて見本と違う!という気持ちになってしまうことが多くあります。
そこで当社では、ベニヤ板に塗ったような現物見本を用意して、実際の色を確認していただいています。
5、近隣への挨拶
外壁塗装開始前に近隣への挨拶をするのですが、これが以外とかなり大事です。
理想を言うならば、まずはお客様に近隣の方へご挨拶をしていただき、その後、私たち業者が行く、という形がベストです。
近隣からのクレームは、日頃の付き合いにも関連していますので一概にはいえませんが、やはり一度挨拶にいっておくと何事もスムーズです。
お客様が挨拶に行かず、私たちが挨拶に行くと「なぜ施主はあいさつに来ない」とクレームに発展することがも、僅かですがあります。
工事をしていると、注意をしていても高圧洗浄の水が飛んでしまった、などということがあります。
そんな時、大問題にならないようにするためにもご挨拶は必要といえます。
塗装契約後にやること5つ まとめ
塗装業者を決定したらやること5つはどれも、特別なものではありません。
1、契約書の作成
2、工期の調整
3、支払い方法の確認
4、色の決定
5、近隣への挨拶
ですが、どれもとても重要です。
ぜひ1つ1つ確認しながらやってください。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次