
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は外壁の劣化状況から見る、塗り替え時期の目安についてです。
チョーキングに惑わされない
チョーキングという現象があります。
外壁塗装の営業の方が来て
「壁を触って手が白くなったら塗装時期ですよ」
営業の皆さんが必ず言う言葉です。
当社でもこのセリフは言いますけれど、大事な事は「これは塗膜の劣化のサインであって、塗り替えの目安とは少々違う」ということです。
壁が白くなったからもう塗らないとダメだよ、という緊急なお話しではないと思います。
外壁塗装を成功させるためには、その辺はある程度の的確な判断が必要になってきます。
ですので、何かあればご相談をいただければ、その辺はアドバイスできるのではないかなと思います。
手が白くなることについて
質問)
ではまだまだ、手が白くなっても(壁を)塗らなくても大丈夫ということでしょうか?
回答)
いえ、塗装をすることに越したことはないと思いますが、手が白くなったから絶対やらなくてはいけない、と言うわけではないということです。
早ければ3年ぐらいで出てきてしまう事があるので、必ずしも手が白くなったからといって、すぐ塗装と考えなくてもいいのではないかな、と私は思います。
チョーキングが発生すること事態は普通の事なので、それほど心配する必要はないですよ、というのが本音です。
あくまでも営業トークの言葉だと思ってもらっていいと思います。
質問)
まだ軽傷というか、重症化していないということでしょうか?
回答)
そうですね、劣化の始まりということです。
ALCの目地の割れについて
これはALCの目地の割れの写真です。ALCはこの水戸周辺の住宅でいうと旭化成さんがこの外壁を使っています。
この壁に関しては、本当に髪の毛程度のヘアクラックというヒビからも水の浸入が考えられます。
ALCの外壁に関しては、ちょっとでも割れたらなるべく早いタイミングで塗装を考えた方がいいのでは、という気がしています。
この場合、ALCは表面からも水を吸いますので、全体的に防水機能を持った塗料で全体を防水するというイメージが必要になってくると考えています。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次