
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は、外壁塗装の安い見積もりのワナについてお話しします。
外壁塗装の相見積り
外壁塗装を行う上で、相見積りをすることが重要ですとお話ししましたが、何社程度見積りを取る事がよろしいのでしょうか?
実際にお客様と接してみて感じるのは、3社ぐらいが妥当ではないかと思っております。
色々と見比べたい、というお客様の思いから、多くの業者から相見積りを取ってしまう気持ちは、わからないわけでもありません。
しかし実際にそんなお客様を接していると、相見積りを多く取る人ほど真剣味が減っていくような感じを受けます。
つまり、内容ではなく価格を重視しているように見えてくるのです。
実際に、低価格を希望する人ほど多くの会社から相見積りを取っている、という事も関連しているかもしれません。
個人的には、私どもの話をしっかりと真剣に聞いて下さるお客様とお付き合いしたいという気持ちもあります。
インターネットでの相見積り
最近はインターネットから、一括で相見積りの依頼が申し込むこともできます。
その場合も3社ぐらいが妥当ではないでしょうか?
ただ、気をつけて欲しい事があります。
インターネットで一括で見積りができるものについては、どちらかというと相見積りサイトと言わざるを得ないサイトもあります。
とすると、価格競争となってしまい、低価格だけがウリになってしまうケースも見られます。
全てのサイトや業者が同じという訳ではありませんが、気をつけて方がいいかもしれません。
安い見積りのワナ
価格競争で安い価格の見積りを提示される場合は、気をつけて欲しい点があります。
それは当社のように直接施工している場合は、自社の利益を削る事で安い価格を提示することができます。
しかし、下請け業者さんがいる場合は別になります。
というのも、見積りを提示する会社は、自社の利益分を削りません。
下請け業者に依頼する工事原価が下がってきます。
すると施工を行う下請け業者は人件費と利益を削るわけにはいきませんから、何処かの部分で削る事が必要になります。
それが、材料の量であったり工事に質の低下につながってきます。
つまり塗料を薄めたり、本来なら3回塗るところを2回にしてしまうなどの行為につながってしまうのです。
価格が安いからといって、簡単に飛びついてしまうと、後悔してしまうかもしれません。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次