
長寿命塗装技術研究会の栗山です。
茨城県水戸市から外壁塗装を中心に、大切な住まいで長く暮らすための秘訣をお届けしています。
今回は塗装工事の劣化についてお話しをしています。
工事に問題があると、家自体が大変なことになりかねません。
今回はシーリングの劣化が招いた衝撃の事実と一般的な鉄部や木部の劣化についてお話しします。
シーリングの劣化
質問)
では耐震性に関しても問題がある状態だったのでしょうか?
回答)
そうですね。
この家は左側にベランダが付いています。ベランダの脇の壁面の家の柱については、実際には腐ってしまっていました。
ただこのベランダの柱があったため、建物が支えられて持っていたと思われます。
ベランダの柱がなければ家は崩れていたと思われます。
実はこの家、オーナーさんがアパートを改装して、2階をお住まいとして1階を賃貸としていた物件です。
依頼した大工さんが最初は、手前の方の壁面だけ切り取って無くしてしまいましょう、と言っていたぐらい、酷い状況の建物でした。
本当に2階建ての家のベランダの柱で建物が持っていたと、言っていました。
塗装の劣化
それから一般的な塗装の劣化についてお話しします。
これは壁についた苔であったり、カビであったりしています。
こうなってくると美観的に塗装が必要になってきます。
鉄部の劣化
そしてこちらは鉄骨の部分です。
鉄骨に関しては10年に1度では、正直にいうとちょっと期間が空きすぎて長いかなと思います。
もう少し早めにメンテナンスを考えていただければと思います。
木部の劣化
そしてこちらは一般的に破風板といって屋根と壁の間にある木の部分です。
やはり木の部分に関しては劣化が早いので、この部分についても塗装が剥がれてきたら、本来は塗装を考えてもらった方がいいのかな、と思います。
正直に言うと、壁の塗装というのは誰がやってもそれほど違いがでるものではありません。
もちろんメーカーが指定する規定の材料を使うことが前提ですが、誰でもそれなりの性能を出すことが出来ます。
しかし、この鉄の部分や木の部分に関しては、塗った人というか、塗り方で耐久が全然異なります。
ですので私どもも力を入れて施工させてもらっている部分でもあります。
長寿命塗装技術研究会 栗山勇次